❇️❇️皮膚科光線療法❇️❇️ エキシマライト療法と、ナローバンドUVB照射療法を採用しています。 どちらも紫外線治療器を用いた治療です。 〚管理医療機器 特定保守管理医療機器〛 掌蹠膿疱症 乾癬 アトピー性皮膚炎 白斑円形脱毛症 皮膚瘙痒症 などに効果が期待できます。 これらの疾患にはステロイド外用療法などが効果的な治療法として処方されることが 多いですが、それでも治療が難しい場合や継続的に長期間の治療を行う場合に 推奨できる治療法です。 ❇️光線治療についてはJMECのサイトもご覧ください❇️ 知りたい!紫外線療法|株式会社ジェイメック https://hajimete-biyou.jmec.co.jp/uv-therapy/ |
紫外線治療器はいくつかありますが、基本的には適応疾患としては共通です。
部分的に皮疹箇所に照射して治療ができるものと、広い範囲に全身照射して治療可能なものがあります。
人体に害が極力少なく、治療に最適なUVB波長を照射します。
過剰な免疫反応を抑え皮疹の治療効果を望める治療法です。
治療期間
個人差がありますが、乾癬の場合は合計20~30回、白斑の場合はもっと回数がかかります。週に2~3回治療を受けていただくとより効果的です。
週に1回でも効果があります。
治療予約や治療の日程は光線療法での治療が決定してから院長とご相談後となります。保険適応の治療であるため治療費用は高額なものではありません。
〈光線療法を受けられない人もいるのでご確認ください〉
▦ 皮膚がんやその既往のある人
▦ 免疫抑制剤にて治療中の人
▦ 主治医に日光に当たることを禁止されている人
▦ 色素性乾皮症の人
▦ 光線過敏症の人 膠原病で光線過敏のある方など
▦ 光線で炎症になりやすくなっている人
人によっては湿布薬などで光線過敏な状態になる場合もあります
ナローバンドUVB照射療法とは
ナローバンドUVB〈narrow‐band UVB〉とは、紫外線B波の中で皮膚疾患治療域である狭域の特定波長のことです。
紫外線の中には、UVA、UVB、UVCの3種類があります。
ナローバンドUVB照射療法では、紫外線B波(UVB)のうちの311nm±2nm波長の特定の狭い波長の光を照射して治療します。
乾癬、白斑、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に効果があります。
治療に必要な波長だけを使っているので短時間の照射で済み、副作用も少なくて済みます。
ダブリンは全身、デルムアレイは半身にライトを当てることができるため広範囲に治療必要な部分がある場合に用います。
エキシマライト〈セラビーム308など〉照射療法とは
部分的に残る皮膚疾患や局所的な再発に対してライトから安全性と治療効果の高い308nmの紫外線を照射して治療します。
正常皮膚への過剰な照射を防ぎ、病変部位に限定しての照射が可能です。
尋常性乾癬、白斑、円形脱毛症、掌蹠膿疱症、湿疹などをはじめとして治りにくい皮膚疾患に効果をもたらすことができます。
副作用について
紫外線治療の中でもエキシマライト照射療法とナローバンドUVB照射療法は副作用が少なく安全性にも優れている治療法です。
紫外線を浴びすぎるとやけどを起こしたり、長年繰り返せば皮膚がんを引き起こしたりすることが
知られています。たとえ、太陽の紫外線でも同じです。
エキシマライトとナローバンドUVBも紫外線の一つを使った治療なのでそういった恐れが全く無いわけではありません。
しかし照射回数、照射量の上限を守って治療を行うことで安全性が高く効果の高い治療法として推奨されています。
ダブリン3シリーズ
皮膚瘙痒症(そうようしょう)、尋常性乾癬、白斑
アトピー性皮膚炎などに効果的です。
一度に短時間で全身に照射することが可能です。
デルムアレイ 400
うつ伏せと仰向けで半身ずつ照射可能です。
皮膚瘙痒症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などの治療に
使用しています。
デルムアレイ 200
上半身と下半身で半身ずつ照射可能です。
部分的皮膚瘙痒症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などに
効果的です。
TARNAB
ターナブ
アトピー性皮膚炎の痒みの治療や白斑などに使用しています。
部分的に使用可能であるため主に顔の白斑治療に使用すると
効果が期待できます。照射部分への紅斑が生じにくく、疾患以外の部分へ色素沈着が生じにくいという特徴があります。
セラビームUV308 Slim 〈エキシマライト〉
手掌、足底の皮膚炎、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、円形脱毛症、白斑症など局所治療に使います。効果と安全性を最大限にするエキシマライト専用フィルターが搭載されています。特に手荒れの治療に効果的です。
VTRAC
ヴィトラック
局所の難治性皮膚疾患に効果があります。円形脱毛症治療に高い効果を有します。白斑、アトピー性皮膚炎、乾癬
掌蹠膿疱症などに効果的です。
✓TARNAB セラビーム VITRACなどの局所治療型は
狭い範囲を治療する時にピンポイントで照射できることが特徴です。
乾癬とは
皮膚が赤く炎症して過剰に増殖します。その上に重なって鱗状に皮膚が付着して剥がれやすくなるという症状が主にあります。
乾癬はウイルスや細菌、かびによる病気ではないので他者へ感染する心配はありません。
乾癬の原因
免疫の過剰反応により細胞が異常増殖されてしまうことが原因です。
ストレスや喫煙、薬剤、感染症などが原因となることもあります。
アルコールが原因のひとつとなる肝臓病や糖尿病なども原因と考えられています。
遺伝的な要素もある程度関係することがわかっています。
乾癬の治療法
乾癬の治療法の1つである光線療法は免疫の過剰反応による細胞の異常増殖や炎症を抑える治療法です。
紫外線療法(ナローバンドUVBやエキシマライト)による治療を行っています。
乾癬になってしまったら
▦ 皮膚を清潔に保ちましょう。洗うときは摩擦せずに優しく洗いましょう。
▦ ストレスをためない生活を心がけましょう。
▦ 風邪など感染症にかからないようにうがいで予防をしましょう。
▦ 肉類や脂肪分の多い食事は控えましょう。
▦ アルコールやたばこ等の嗜好品はできるだけ控えましょう。
白斑とは
白斑(尋常性白斑)とは皮膚の色素が消失してしまい、皮膚が部分的に白く脱色してしまう病気です。白斑はかゆみや痛みを伴うことはなく、他者へ感染する心配もありません。
白斑の種類
限局型
体の一部が白斑となります
汎発型
全身性に白斑となります
神経分節型
神経の通り道にそって白斑となります
白斑の原因
白斑の原因ははっきり分かっていませんが、自分の抗体がメラニン色素を作るメラノサイト細胞を異常に攻撃することによって機能が停止してしまい白斑が出てしまうと考えられます。
神経分節型の場合、自律神経のバランスを極度に失い機能にも影響が生じることが原因と考えられています。
白斑の治療法
当院では、白斑の治療に光線治療〈ナローバンドUVBやエキシマライトでの治療〉を行っています。メラニンに対する自身のリンパ球の異常な攻撃反応を抑えることで
色素新生を促します。白斑には他の皮膚疾患と同様にカバー力が高いメイク療法も推奨できます。
特に医学的にも推奨されている化粧品では、GRAFAのカバーマークがあります。
治療中の肌や皮膚に悩みがある方たちが一般的にも広く使用できる価格です。