じんましん
蕁麻疹とは
皮膚の一部が一過性にぷくっとして痒みがあるのが蕁麻疹です。しかししばらくすると普通に戻ります。
大抵は痒みを伴いますが、チクチク感やほてり感があることもあります。
数十分~数時間以内には普通の皮膚状態に戻ることが多いですが、半日~1日続く時もあります。
蕁麻疹の原因
薬剤、食物、食品添加物、感染(細菌、ウイルス、真菌)、吸入抗原、虫さされ、物理的刺激、心因、内臓疾患と関連するもの等が原因となります。
アスピリンおよびその関連物質あるいはアゾ色素類は、蕁麻疹を起こし易やすくします。
その他にも多くの原因が考えられていますが、一般にその原因を明らかにすることは容易ではありません。
蕁麻疹の治療法
蕁麻疹の治療では、かゆみの対症療法が第一選択になります。
お薬による治療が必要となります。それには主に抗ヒスタミン薬が使用されます。通常はアレグラで治療します。
炎症細胞が集まる難治性のものにはステロイド薬が有効な場合もあります。
帯状疱疹の予防治療
ビケンとシングリックスという二種類の予防接種を採用しています。
どちらも何年間も予防効果が持続する帯状疱疹の予防効果があります。
帯状疱疹の予防を希望する方はご自身でどちらかを選べます。
ビケン〈乾燥弱毒水痘生ワクチン〉 皮下注射 〈効能・効果〉:水痘及び50歳以上の人に対する帯状疱疹の予防〈接種回数〉:1回 〈予防効果〉:5~7年間予防効果が持続します。その間隔で再接種を推奨します。 〈治療費用〉:11,000円 税込 居住地の自治体により補助がでる場合もあるのでご確認ください 〈副反応〉:強い副作用は出にくいですが、腫れや痛みが出ることがあります。他の生ワクチンを接種した場合は27日以上間隔を開けてください。 予防接種を希望する方は、ご予約の上予診票に記入してご持参ください |
シングリックス 筋肉注射 ※2023年6月より適応追加されました 〈接種回数〉:2回 ※2回目は1か月後以降2か月後 50歳以上は2か月後 〈予防効果〉:予防効果は8年以上持続します。 〈治療費用〉:1回ごとに22,000円 税込×2 計44,000円 税込 居住地の自治体により補助がでる場合もあるのでご確認ください 〈副反応〉:筋肉注射なので皮下注射と比較すると腫れや痛みは出ます。 免疫力が低下している人、免疫抑制剤で治療中の人も接種可能であるという 特徴があります。 予防接種を希望する方は、ご予約の上予診票に記入してご持参ください |
〈接種不適当者に該当する方は接種をお控えください〉
ビケン接種不適当な方
シングリックス接種不適当な方
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子供のころによくかかる水疱瘡のウイルスが原因となって発症します。
疲れや加齢等で体の抵抗力が弱くなると再びウイルスが活性化し、神経を伝わって皮膚に症状があらわれます。帯状疱疹の多くが痛みを伴います。
帯状疱疹になってしまった人の治療に加えて予防接種での予防医療も行っています。
帯状疱疹について詳しくは 帯状疱疹予防.jpもご覧ください
帯状疱疹の症状
一般的に症状は痛みから始まって皮膚が赤くなり、小さな水疱が帯状に広がります。
大抵は神経にそって体の片側に広がり、胸から背中や腹部によくできます。
顔や頭 手足などにもできますが、一度に何か所もできることは少ないです。
帯状疱疹による痛みが出てから水疱が治るまでの期間は、通常約3週間~1ヶ月かかります。
通常は皮膚症状が消えると痛みが無くなっていくのですが、しつこい痛みが残ることがあります。これを帯状疱疹後神経痛〈PHN〉と言います。
帯状疱疹後神経痛〈PHN〉になってしまうと著しく生活に影響が出るので、予防と治療が必要です。
帯状疱疹にかかってしまったら
帯状疱疹が人にうつることはほとんどありませんが、水疱瘡にかかったことがない人にうつることはあります。帯状疱疹にかかったことのない子供には接触しないほうが良いでしょう。帯状疱疹は体力が弱っているときに起こりやすくなる病気なので、治療に加えて栄養と睡眠を十分に取ることが大切です。
水疱をつぶしてしまうと細菌感染が起こりやすくなります。細菌による化膿を防ぐためできるだけそっとしておきましょう。
口唇ヘルペスとは?
口唇ヘルペスとは、唇やその周囲に小さな水ぶくれができる病気です。原因は「単純ヘルペスウイルス」と言うウイルス感染でおこります。
単純ヘルペスウイルスは感染力が強く、直接的な原因の他にもウイルスがついたタオルやグラス等を介しても感染していますので、親子や夫婦間で感染しないように注意が必要になります。
口唇ヘルペスの症状
口唇ヘルペスは発症から2週間ほどで治っていきます。
最初は、皮膚にピリピリ、チクチク、ムズムズ等の熱感、違和感、かゆみを感じます。この半日以内に唇の周囲が赤く腫れはじめます。
2~3日後、赤く腫れた上に水ぶくれができます。この水ぶくれが破れて湿っぽくなった患部に触れると感染します。
回復期になるとかさぶたができて次第に治っていきます。
口唇ヘルペスの治療法
口唇ヘルペスの症状が出た時、早い時期に治療を始めるほうが治りも早くなります。治療にあたっては、ウイルスを退治する抗ウイルス薬の内服や外用剤を使うのが最も効果的です。
再発性口唇ヘルペス
単純ヘルペス感染症は再発を起こすようになることがあります。再発は、病気のあとや疲れた時、あるいは強い日光(紫外線)を浴びた後などに起こります。
再発を繰り返す場合は、予防にも注意を払いましょう。
かかとがひび割れ皮膚がポロポロになったり足の指の爪が白くなることもあります
水虫は白癬菌と言うカビが足に付着した後に足を洗わずに同じ靴を履き続たり、足を乾燥していない環境に放置することによって起こります。治療しなければ慢性化します。
慢性化すると足だけでなく爪や手や股等にも広がってしまいQOLも下がります。早めに治療することが大事です。
治療法
薬は白癬菌のいる角質層に達し治療効果を発揮します。毎日塗ることで安定した治療ができます。症状は1ヶ月で軽快することが多いですが
即治るというわけではないので根気良く治療を続けましょう。爪水虫は爪が生え変わるまで外用薬ミコナゾールetcで治療します。
予防法
高温多湿を避けて足を清潔に保ちます。通気性の良い靴下を選んで毎日履き替え
1日1回は丁寧に洗う。薬用キレイキレイや薬用洗顔料でも良いと思います。洗った後はしっかり水気をふき取る。
白癬菌を足に付着させないようにしましょう。
こまめに掃除して家族でも水虫になってしまったらバスマットやスリッパの共用は避けましょう。
パッチテストとは?
パッチテストとは化学物質、薬剤、化粧品等がその人の皮膚に対して刺激性やアレルギー性の反応をひき起こすか否か、背中や上腕内側にアレルゲンを貼って調べる検査方法です。
パッチテストの注意点
アレルギー、免疫、炎症を抑える効果のある薬を服用していると、パッチテストでの反応も抑えられることがあります。薬を服用している場合は、事前にお知らせ下さい。
パッチテストは、症状および疾患の原因を探すことを目的に行うものですので、検査、治療目的から明らかに逸脱する目的では利用することはできません。
当院では、金属パッチテストや標準シリーズパッチテストなどを希望する方には行っています。
検査の際に注意していただきたいこと
□ お薬を服用中の方は、主治医にご相談ください。
□ 検査前日と検査中はテスト部位に塗り薬や化粧品を塗らないでください。
□ 持参品の検査を希望される場合は、準備時間が必要ですので予めお声掛けください。
□ 本剤を貼った後、入浴は避けてください。
□ スポーツや激しい運動で汗をかかないようにしてください。
□ テスト部位を締め付ける衣類の着用は避けてください。
□ テスト部位に強いかゆみや水ぶくれを感じることがあります。掻きむしったり、勝手に本剤を剥がしたりせずに直ちに主治医へご連絡ください。
□ 本剤を剥がしてから判定が終了するまでの間は、テスト部位への刺激を避けてください。
ご了承いただきたいこと
□ パッチテストの結果、疑われるアレルゲンに対して陽性反応を示した場合は、テストした部位の皮膚に軽い赤みやぶつぶつができることがあります。
□ 判定終了後、速やかに治療をしますが反応が強く出るとしばらく反応が残存することがあります。
□ 一部のアレルゲンについて、テスト部位の皮膚が着色されることがあります。着色は2週間程持続することがあります。
□ 本剤により新たなアレルゲンにアレルギー反応を起こすようになる(感作される)可能性があります。
パッチテストをお受けになる患者さまへ
パンフレット監修
東邦大学医療センター大森病院 皮膚科 臨床教授 関東 裕美先生
アレルギー性接触皮膚炎とは?
物質が頻回に皮膚に触れ、皮膚から吸収されることで生じるかゆみやヒリヒリ感を伴う湿疹やかぶれのことをアレルギー性接触皮膚炎といいます。
この皮膚炎は、特定の物質(アレルゲン)が皮膚に触れた後、再度そのアレルゲンに触れることによって引き起こされる皮膚炎をいいます。人によって反応するアレルゲンは異なります。
現代社会では通常生活で繰り返し種々のアレルゲンが皮膚から吸収される機会があります。いつまでも皮膚の赤みが続いたり、茶色く変色したり、治療をしているのに治らない時には
身近に原因があるかもしれないと考えることも必要で、増悪原因となっているアレルゲンを見つけることが大切です。
パッチテストとは?
皮膚炎の原因として皮膚に接触する化学物質、日用品、化粧品、薬剤、金属、食物などが関係していないかどうかを調べる検査です。
パッチテストは背部等に種々のアレルゲンを貼って経時的に皮膚を観察し、何のアレルゲンに反応があるのかを確認します。
本来は皮膚炎が治ってから原因確認を目的にパッチテストを行いますが、なかなか治らない皮膚炎の患者様に検査することもあります。
パッチテストで思いがけないアレルゲンに対する反応が判明することもあります。ご自身の生活で注意すべきを明確にもできますので、今後の皮膚炎予防にもつながります。
アレルゲン検査パッチテスト
1日目 ▶ アレルゲンを貼る 来院
診察日常生活上アレルギーが成立している可能性のあるアレルゲンを貼付します。
剝がれないようになるべく汗をかかない、窮屈な下着を着ないなどの注意をして検査が正確に行われるように協力してください。
2日目 ▶そのままでお過ごしください。
3日目 ▶ 結果判定(1回目) 来院
受診してアレルゲンを剥がします。剥がした影響が取れてから(30分~1時間後)皮膚の反応を確認します。
4日目or5日目 ▶結果判定(2回目)来院
皮膚反応を確認します。判定結果の説明をします。
7~8日目 ▶結果判定(3回目)来院
必要に応じて医師が判断します。
皮膚反応を確認して判定結果の説明をします。
アナフィラキシーとは?
アナフィラキシーとは、ハチに刺されたり、卵やそば等を食べたり、薬物等アレルギーの原因物質(アレルゲン)に接触したり、摂取した後、数分~数十分以内にアレルギー症状が体の複数の臓器や全身に現れる激しい急性(即時型)のアレルギーのことです。
アナフィラキシーの症状
アナフィラキシー状態になると、冷汗、しびれ、目まい、皮膚のかゆみのほか、重症の場合には呼吸困難や意識障害といった強いショック症状を起こすことがあります。
アナフィラキシーの治療法
アナフィラキシーが発現した際に、補助治療を目的とした自己注射用製剤「エピペン」を使用することで、気管支を広げ呼吸器症状を改善したり、心臓の機能を増強し血圧を上昇させ、ショック症状を改善する効果があります。