巻き爪とは?
巻き爪とは、足の爪が内側に巻き込んでしまう病気です。巻き爪自体は、爪が巻き込むことによる、見た目の問題ですが、巻き込んだ足の爪が皮膚に食い込むこともあり、痛みが生じることもあります。そのまま放っておくと、傷口から細菌に感染したり、炎症を起こすこともあります。
巻き爪の原因
人間は手足を使う力仕事をしなくなったり歩くことが減ってくると、自然に爪が巻いてくる傾向があると言われています。
巻き爪の治療法
巻き爪の矯正には超弾性ワイヤーや巻き爪矯正ワイヤーによる爪矯正をお勧めします。
超弾性ワイヤー(マチワイヤー)は特殊な合金製で、強く曲げても回復力が一定で、折れることがほとんど無く、曲げた状態でも数ヶ月以上にわたり強い回復力を発揮し、巻き爪の形を少しずつ矯正します。
伸びた爪の部分に針で穴を開けて装着しますので、ほとんど痛みはありません。
巻き爪矯正ワイヤー(VHO)は爪の両端に特殊なワイヤーを引っ掛けて爪の真ん中で巻き上げることにより、爪の両端を広げることができます。1か月から2カ月装着します。爪が伸びるとワイヤーも爪の先に移動し、矯正力が弱くなり自然にとれます。ワイヤーを装着することによる日常生活への支障はありません。入浴も水泳もできます。
陥入爪とは?
足の爪が皮膚に食い込んだものを「陥入爪」と言います。足の爪が皮膚に食い込むので、皮膚が傷つき、歩くたびに痛みが発生します。さらに、傷口に細菌が入り、傷が悪化することもあります。
陥入爪の原因
巻き爪の場合、巻いた爪が皮膚に食い込むと陥入爪になります。
また、爪の切り方が不適切な場合(深爪)には、切り残した爪がトゲとなり、皮膚に食い込むと陥入爪になります。
陥入爪の治療法
爪の陥入部に爪保護用のためのパイプを挿入し、爪が食い込むのを防ぐ処置や、陥入した爪の一部を切除する小手術もあります。