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水田皮膚科・泌尿器科
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大人の皮膚病

じんましん

じんましん

じんましん(蕁麻疹)とは?

皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると跡形も無く消えてしまう病気です。
大抵は痒みを伴いますが、チクチク感やほてり感の場合もあります。
数十分~数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日~1日続くものもあります。


じんましんの原因

薬剤、食物、食品添加物、感染(細菌、ウイルス、真菌)、吸入抗原、虫さされ、物理的刺激、心因、内臓疾患と関連するもの等が原因となります。
アスピリンおよびその関連物質あるいはアゾ色素類は、じんましんを起こし易やすくします。
その他にも多くの原因が考えられていますが、一般にその原因を明らかにすることは容易ではありません。


じんましんの治療法

じんましんの治療では、原因を除去することが第一ですが、原因はなかなか見つかりません。
したがって、薬物による治療が必要となります。それには主に抗ヒスタミン薬が使用されます。
炎症細胞が集まる難治性のものにはステロイド薬の内服が有効な場合がありますが、容易に使用することは避けなければなりません。

 

帯状疱疹

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、子供のころによくかかる水ぼうそうのウイルスが、治った後でも体の中に潜んでいいます。そして、疲れや加齢等で体の抵抗力が弱くなると再びウイルスが活動を始め、神経を伝わって皮膚に発症します。ウイルスが神経を伝わるため、帯状疱疹の多くが痛みを伴います。


帯状疱疹の症状

一般的に症状は痛みから始まり、まもなくして皮膚が赤くなり、小さな水疱(水ぶくれ)が帯状に広がります。通常、水疱は神経にそって体の片側に広がり、胸から背中、おなか等によくできます。そのほかにも顔や頭、手や足等いろいろな所にできますが、一度に2ヶ所以上できることはまずありません。
帯状疱疹の発症(痛みの始まり)から水疱が治るまでの間は、通常約3週間~1ヶ月かかります。
通常、痛みは皮膚症状が消えると無くなっていくのですが、しつこい痛みが残ることがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と言います。


帯状疱疹にかかってしまったら?

帯状疱疹が人にうつることはほとんどありませんが、水ぼうそうにかかったことの無い人にはうつることもあります。この時、水ぼうそうの症状がでてきますので、水ぼうそうにかかっていない小さな子供には接触しないほうが良いでしょう。
帯状疱疹は体力が弱っているときに起こりやすくなる病気なので、帯状疱疹の治療には、栄養と睡眠を十分に取ることが大切です。
水疱をつぶしてしまうと細菌感染が起こりやすくなりますので、細菌による化膿を防ぐためにも、水疱はつぶさず、できるだけそっとしておいて下さい。 


帯状疱疹の予防は?

水痘の予防注射をして、追加免疫をおこなうことになり、帯状疱疹の発生を減少させることができます。予防注射には、保険が使えません。 


口唇ヘルペス

口唇ヘルペスとは?

口唇ヘルペスとは、唇やその周囲に小さな水ぶくれができる病気です。原因は「単純ヘルペスウイルス」と言うウイルス感染でおこります。
単純ヘルペスウイルスは感染力が強く、直接的な原因の他にもウイルスがついたタオルやグラス等を介しても感染していますので、親子や夫婦間で感染しないように注意が必要になります。


口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは発症から2週間ほどで治っていきます。
最初は、皮膚にピリピリ、チクチク、ムズムズ等の熱感、違和感、かゆみを感じます。この半日以内に唇の周囲が赤く腫れはじめます。
2~3日後、赤く腫れた上に水ぶくれができます。この水ぶくれが破れて湿っぽくなった患部に触れると感染します。
回復期になるとかさぶたができて次第に治っていきます。


口唇ヘルペスの治療法

口唇ヘルペスの症状が出た時、早い時期に治療を始めるほうが治りも早くなります。治療にあたっては、ウイルスを退治する抗ウイルス薬の内服や外用剤を使うのが最も効果的です。


再発性口唇ヘルペス

単純ヘルペス感染症は再発を起こすようになることがあります。再発は、病気のあとや疲れた時、あるいは強い日光(紫外線)を浴びた後などに起こります。
再発を繰り返す場合は、予防にも注意を払いましょう。


水虫

水虫

水虫とは?

水虫は、白癬菌と言うかびの一種が足に付着した後、足を洗わずに同じ靴を履き続ける等、足を数日間・多湿な環境に放置することによって起こります。また、治療しなければ毎年症状は悪化し、慢性化します。まんえん化すると、足だけでなく爪や手、股等にも発症します。


水虫の症状

水虫の症状は、かかとがひび割れる、皮膚がポロポロむける、爪が白くなる等です。


水虫の治療法

水虫の薬(塗り薬)は、白癬菌のいる角質層に達しても皮膚が生まれ変わるため、毎日塗らなければ効果がありません。症状は1ヶ月で軽快しますが、皮膚が生まれ変わり、菌がいなくなるにはそれ以上かかるので、根気良く治療を続けましょう。
また、菌は眼に見える患部以外にもいるので、薬は両足に広めに塗りましょう。


水虫の予防

足の高温・多湿を避けましょう。
靴・靴下は通気性の良いものを選び、毎日履き替えましょう。
足は毎日洗いましょう。
1日1回、ふつうの石鹸でていねいに洗い、洗った後はしっかり拭きましょう。
白癬菌を足に付着させないようにしましょう。
こまめに掃除をしましょう。バスマットやスリッパの共用は避けましょう。 


爪水虫

爪水虫

爪水虫とは?

白癬菌が爪に感染し、爪の中で増えると爪水虫と呼ばれます。足の親指の爪に発症することが多く、症状としては、爪が白く濁ったり、変形したり、ぼろぼろ欠けたりすることが特徴です。
また、カンジダ菌が爪に感染した爪カンジダ症も見た目は同様の状態になります。


爪水虫の治療法

爪水虫の場合、通常の水虫とは異なり、爪の中に薬の成分が届きにくく治りにくいため、飲み薬が効果的です。


爪水虫の予防

爪水虫の予防は、水虫と同様に、靴や靴下を毎日履き替える・足は毎日洗う、サンダルやスリッパの共用を避ける等に気をつけましょう。


パッチテスト

パッチテストとは?

パッチテストとは、化学物質、薬剤、化粧品等がその人の皮膚に対して刺激性やアレルギー性の反応をひき起こすか否か、背中や上腕内側に試薬を貼って調べる検査方法です。


パッチテストの注意点

アレルギー、免疫、炎症を抑える効果のある薬を服用していると、パッチテストの反応も抑えられることがあります。薬を服用している場合は、事前にお知らせ下さい。
パッチテストは、症状および疾患の原因を探すことを目的に行うものですので、裁判の判断材料、検査、治療目的から明らかに逸脱する目的で利用すること、を目的として利用することはできません。
当院では、金属パッチテストや、標準シリーズパッチテスト、持参化粧品のパッチテストなどを行っています。


検査の際に注意していただきたいこと

□ お薬を服用中の方は、主治医にご相談ください。
□ 検査前日と検査中はテスト部位に塗り薬や化粧品を塗らないでください。
□ 持参品の検査を希望される場合は、準備時間が必要ですので予めお声掛けください。
□ 本剤を貼った後、入浴は避けてください。
□ スポーツや激しい運動で汗をかかないようにしてください。
□ テスト部位を締め付ける衣類の着用は避けてください。
□ テスト部位に強いかゆみや水ぶくれを感じることがあります。掻きむしったり、勝手に本剤を剥がしたりせずに直ちに主治医へご連絡ください。
□ 本剤を剥がしてから判定が終了するまでの間は、テスト部位への刺激を避けてください。


ご了承いただきたいこと

□ パッチテストの結果、疑われるアレルゲンに対して陽性反応を示した場合は、テストした部位の皮膚に軽い赤みやぶつぶつができることがあります。
□ 判定終了後、速やかに治療をしますが反応が強く出るとしばらく反応が残存することがあります。
□ 一部のアレルゲンについて、テスト部位の皮膚が着色されることがあります。着色は2週間程持続することがあります。
□ 本剤により新たなアレルゲンにアレルギー反応を起こすようになる(感作される)可能性があります。

パッチテストをお受けになる患者さまへ

パッチテストをお受けになる患者さまへ

   監    修   
東邦大学医療センター大森病院 皮膚科 臨床教授 関東 裕美先生


アレルギー性接触皮膚炎とは?

物質が頻回に皮膚に触れ、皮膚から吸収されることで生じるかゆみやヒリヒリ感を伴う湿疹(いわゆる「かぶれ」)のことをアレルギー性接触皮膚炎といいます。
この皮膚炎は、特定の物質(アレルゲン)が皮膚に触れた後、体がアレルギー反応を起こす体質になり(この状態を「感作される」と言います)、再度そのアレルゲンに触れることによって引き起こされる皮膚炎をいいます。また人によってアレルゲンは異なります。
現代社会では通常生活で繰り返し種々のアレルゲンが皮膚から吸収される機会があります。いつまでも、皮膚の赤みが続いたり、茶色く変色したり、治療をしているのに治らない時には身近に原因があるかもしれないと考えることも必要で、増悪因子となっているアレルゲンを見つけることが大切です。


パッチテストとは?

パッチテストとは?

皮膚炎の原因として皮膚に接触する化学物質、日用品、化粧品、薬剤、歯科金属、食物などが関係していないかどうかを調べる検査です。
パッチテストは背部等に種々のアレルゲンを貼り、以下のようなスケジュールにて経時的に反応を観察し、皮膚炎と何らかのアレルゲンが関係しているかを確認します。
本来は皮膚炎が治ってから原因確認を目的にパッチテストを行いますが、なかなか治らない皮膚炎の患者様に実施することもあります。
パッチテストで思いがけないアレルゲンに対する反応が判明することもあります。ご自身の生活で注意すべきものを明確にすることができますので、今後の皮膚炎予防にもつながります。


パッチテスト予定

 1日目  ▶ アレルゲンを貼る

日常生活上アレルギーが成立している可能性のあるアレルゲンを貼付します。
なるべく汗をかかない、窮屈な下着を着ない、ブラジャーははずすなどの注意をして検査が正確に行われるように協力してください。

 1日目 ▶アレルゲンを貼る

 2日目  

来院はせず、貼付したままでお過ごしください。





 2日目 ▶

 3日目  ▶ 結果判定(1回目)

受診してアレルゲンを剥がします。剥がした影響が取れてから(30分~1時間後)皮膚の反応を確認します。



 3日目 ▶結果判定(1回目)

 4又は5日目  結果判定(2回目)

皮膚反応を確認します。判定結果の説明をします。

 7~8日目  結果判定(3回目)

(必要に応じて医師が判断します。)
皮膚反応を確認します。判定結果の説明をします。

結果判定

アナフィラキシー

アナフィラキシーとは?

アナフィラキシーとは、ハチに刺されたり、卵やそば等を食べたり、薬物等アレルギーの原因物質(アレルゲン)に接触したり、摂取した後、数分~数十分以内にアレルギー症状が体の複数の臓器や全身に現れる激しい急性(即時型)のアレルギーのことです。 


アナフィラキシーの症状

アナフィラキシー状態になると、冷汗、しびれ、目まい、皮膚のかゆみのほか、重症の場合には呼吸困難や意識障害といった強いショック症状を起こすことがあります。 


アナフィラキシーの治療法

アナフィラキシーが発現した際に、補助治療を目的とした自己注射用製剤「エピペン」を使用することで、気管支を広げ呼吸器症状を改善したり、心臓の機能を増強し血圧を上昇させ、ショック症状を改善する効果があります。